HOME > メルマガバックナンバー > 夏 > NO.0654 季節のトラブルーアトピー、アレルギーー
NO.0654 季節のトラブルーアトピー、アレルギーー
今日の朝は久しぶりに肌寒さを感じるくらいでした。トンボを見ても今朝の
気温を考えても、明らかに季節は秋に近づいています。この四季の変化は、
日本人にとっては当たり前のことですが、やはりこの移り変わりを楽しむ余
裕がほしいなァ~とつくづく思います。
今年の夏もすごい暑さが続きましたので、日焼け、角質肥厚、ニキビ、肌荒
れがそろそろ目立ってきています。注意してくださいね!ということで、今
回はそんな秋の肌を踏まえ、久しぶりにアトピー肌、アレルギー肌の勉強を
してみましょう。
つい先日、私どものお取引先で“お肌優先”のしっかりしたフォローをされ
るお店の店長から質問が入りました。それは、色々あるアトピーアレルギー
スキンの改善法の中でも、何もしないでステロイド類をできるだけやめ、痒
ければ掻いても良し、どんな現象も細胞の代謝アップになる(内容はもっと
詳細でした)という脱アレルギー、脱ステロイド法についてのものでした。
その店長はアトピーやステロイド剤の乱用でどうしようもなくなり困ってい
たお客様を大ぜいフォローされ、結果も出されている方でしたので、考え方
の確認であると私はその場考えましたが、一切ステロイドを切る方法は、選
択肢の一つではありますが、実際に脱ステロイドをされる方にとっては、と
ても辛い方法でもあるのです。かつて私が相談に乗った方の一部も、痒みと
炎症とリンパ液、掻き壊しと闘いながら脱ステロイドを達成された方がいら
っしゃいます。何をつけても“痒い”“猛烈に痒い”!アトピーとは強い痒
みを伴うアレルギーなので、それを治めるのには副腎皮質(ステロイド)外
用剤が本当によく効きます。しかし皮膚内部、または神経的ストレスを伴う
痒みである場合は、一時的なカブレや炎症と違い、単純に改善できず、繰り
返し外用剤を使用される方が増えてきます。その内にドクターがステロイド
の長期使用に懸念を持って、他の外用剤に切り替えたりもします。どちらに
しても強い痒みとの戦いなので、体力的にも精神的にも外用剤や内服がない
と大変な方がいらっしゃるのも当然のことになります。
私が係わった中で、薬局の先生と相談しながら脱ステロイドやアレルギー改
善に保湿も何もケアしないで改善された方が何人かいらっしゃいますが、肌
に残ったキズやクスミがかなりあり、ステロイド剤は頑張って使用しない状
態を保っていましたが、深いシワなどの元に戻りにくい肌の方が多いようで
す。実際に脱ステロイド成功者の多くは本当のアトピーかどうかは別にして、
ずっとアトピー性皮膚炎といわれ続ける中でステロイドや外用剤の乱用で悪
化していた方が多く、顔とか手とか部分的に悪化しているのが特徴で、きち
んとケアしながらひどい状態を改善し、ごく普通の肌に戻られた方はたくさ
んいらっしゃいます。私はこのタイプの方々を単純性ステロイドスキンと呼
んで、何らかのアレルギーはあっても、薬剤や間違ったケアで肌力を低下さ
せてしまった方なので元に戻すことが案外早いのだと考えています。
そしてもう一つ、アレルギー性またはアトピー性ステロイドスキンと呼んで
いるタイプがあります。これは幼児性のアトピーから成人性に移行して、家
族歴にもアトピーの方がいる方たちです。このタイプの肌質の方は、何年か
かっても薬を減らしていき、ケアをしながら肌作りをしていく方たちですの
で、長期のケアをお話しします。そしてどちらのタイプでどのようなケアを
していても、肌質を改善していくために守っていただきたいことがあります。
・食事のバランスを整える。油で揚げた物、チーズ、バター、チョコなど
は控え、パン食はなるべく避ける。
・過食はしない。
・12時までには寝る。
・水分はミネラルウォーターの常温をメインにする。
・睡眠をしっかりとるために起床時間を守る。できれば休日を含め8時まで
にはスッキリ起きる。
・便秘をしない。
・ボディソープ他ケア商品は、安心して使えるものを選び頻繁に変えない。
・朝の状態が悪化していても、夜に無意識に掻いてしまっているためなので
気にしない。
・保湿剤などを使用していても痒みのある部分には、毎日~週2くらいの割
合で、良質のクレンジングをやさしくして入浴する。
・日焼け止めをする。
まずはこの10個のポイントを何とかクリアしていただき、ドクターやご自
分が納得したケアで取り組んでいただくと良いでしょう。ケアはある程度の
予算が必要になりますが、保湿をしていくことはやはり大切です。
現代におけるアトピー、アレルギーの長期化は薬との関係がやはりかなり考
えられますが、10個のポイントは必ず意識して、特に食品はファストフー
ドやスナック菓子などはもちろんダメですから、日々の努力も大切と思って
くださいね!そしてそれぞれのケアや考え方があると思いますが、大切なこ
とは日常生活における努力です。そして同じトラブルの人でも人それぞれ肌
質も体質も違いますので、まずは自分の肌を知るところから始めていただく
ことが大切かと思います。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
★☆★『お肌の学校』バックナンバーはここから ★☆★
http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
淳子先生の『お肌の学校』でおなじみのシェルクルール化粧品!
お取扱店情報はこちらから
http://www.cher-couleur.com/shop/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行・編集:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
〒104-0042 東京都中央区入船2-7-4
『お肌の学校』はverger,Inc. の商標登録です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
シェルクルール化粧品の取扱店をホームページ上でご紹介しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
登録・削除・バックナンバーは
http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com
Skin Care School 淳子先生の『 お肌の学校 』は、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』、『melma!』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ ID:0000041844
melma! http://www.melma.com/ ID:m00013953
______________________________________________________________________
※本誌に掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。