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NO.0755 豆知識ー頭痛ー
スーパームーンだったそうです。11月14日の17時過ぎから朝方まで地球
の周りを楕円に回っている月が地球に一番近づき、更に満月になる月のことを
言うそうです。ちなみに普段の満月よりも最大14%大きく見えて30%増し
で明るいそうです。今回ほど近づいたスパームーンは68年ぶりだそうです。
そして11月13日ニュージーランド(NZ)でマグニチュード7.8の大地
震が起きました。スーパームーンを巡っては一部の学者先生たちの中では地震
との関連を指摘する向きもあり、前回NZの直下型地震の17日後に東日本大
震災が起きましたのでちょっと心配な気分になります。スーパームーンは3月
11日の8日後3月19日に観測されています。月が地球に接近するとその引
力が地球に連携すると論ずる方もいるようです。科学的には明らかになってい
ませんが、私も今回のNZ地震の前に熊本で震度4(11月11日)、岩手南
部、宮城で震度4(11月12日)、「あれ~」と思っていたら12日に夕刊
フジで取り上げていたようです。どちらにしろ天災は防ぎようがないので用心
だけはしておきましょう。
スーパームーンと地震の関連に話は行ってしまいましたが、今回レベルは68
年ぶり、次にスーパームーンがこの大きさになるのは18年後だそうです。神
秘的なスーパームーンはすごいパワーを感じますが、満月も別名を“ハーベス
トムーン”“収穫の付き”と呼ばれて生命の誕生を意味するようですよ!
さて今回は質問も多く、以前にも取り上げたことのある“頭痛”について勉強
してみましょう。“頭痛”というのは、割と身近で感じられる方が結構いらっ
しゃるのですが、その対処法としては鎮痛剤を飲むというのが一般的です。本
当にたまに頭痛を感じて飲むのなら良いのですが、結構すぐに頭が痛くなって
鎮痛剤を常備薬として持ち歩いているとなると色々な悪い作用が出そうです。
やはりトラブルは、トラブルそのものを知ること、そしてその上で対処を考え
ていくことが大切になります。まず頭痛には一般的に3つの種類があり自分が
何のタイプか知らなければなりませんね!3つのタイプとは片頭痛、緊張型頭
痛、群発頭痛と分けることができきるようです。ここで大切なのは“脳の病気
を伴なわない”ということです。片頭痛は全人口の約8%の方が発症して緊張
型頭痛はその中の20~30%に見られ、群発頭痛は稀になります。片頭痛は
片側からあるいはこめかみから目のあたりに脈を打つような「ズキンズキン」
と感じるのが特徴です。“頭痛持ち”という言葉があるように一度頭痛が起こ
ると数時間~2、3日痛みが続くこともあります。痛みだけではなく吐き気や
嘔吐などを伴うことがあり、神経が過敏になりイライラが強くなったりします。
この状態の時、臭いに敏感になることもあります。この症状にはホルモンバラ
ンスも関係してくるようです。緊張型の頭痛が最も多いわけですが、この頭痛
は午後から夕方に強くなる傾向があります。誘因としては頸椎が弱くなって起
こる場合が多く、デスクワークで同じ姿勢が続いて首から肩へのコリから発症
することが多いようです。また名前の通り、ストレスとの関係も強くあり、神
経質の方や不安感の強い人が感じやすいようです。群発頭痛は非常に激しい頭
痛で周期的(群発)に1~2ヶ月の間をおいて起こるようです。これは例えの
中に“キリで目をえぐられる”とか“頭を金づちで叩かれる”との表現があり、
かなりの痛みでじっとしていられないような頭痛のようです。ただし数時間で
治まるのも特徴です。
このように頭痛を見ていきますと、かなりのストレスを感じるものであると思
います。そしてこの頭痛の中に案外起こる片頭痛や緊張型頭痛の対処法として
“薬を服用する!”これが当たり前のようになっていますが、気ををつけなけ
ればいけないのが腰痛やひざの痛みと同じで神経的に起こっている場合があり、
薬が効かなくなる場合もありますので注意が必要です。やはり薬は中毒性のあ
るものなので薬をなるべく飲まないようにすることも大切なのです。薬の飲み
過ぎるで起こる頭痛を“薬物乱用頭痛”といい、薬が原因で起こる場合もある
ということを知っておきま
しょう。
どちらにしても、何とか少しでも改善していきたいと思いますのでアドバイス
させていただきます。頭痛は何が原因で起こるかわかりにくい病気ですので、
できるところを気づかっていきたいと思います。よく言われる食べ物では血管
の拡張作用のあるポリフェノールを含むチョコレート、チーズ、赤ワイン、柑
橘類などは控えた方が良いでしょう。逆にカフェインは血管を収縮する作用が
ありますので、コーヒー、緑茶、ウーロン茶などで“ちょっと一休み”はとて
も大切です。そして食品添加物や化学調味料も頭痛誘発物質となりますので注
意です。そして更に、貧血、低血圧、偏食は血流との関係が深く、血の流れが
悪くなるために頭痛が起こることもありますので“食事はとても大切”と心得
てください。もう一つはストレッチです!特に上半身のストレッチが大切です。
首回し、目回し、肩回しを時間を見つけて行いましょう。そして最後に、温熱
による血行促進です。一番簡単なのはドライヤーを用意しておき、頭痛を感じ
たらすぐに首筋から頭に温風を与える方法です。これならすぐに出来ますね!
少し前に、お客様に東洋医学のお話をして、専門の先生をご紹介させていただ
き、漢方薬を服用して頭痛やだるさがスッキリとれてとても感謝されたことが
ございました。食事やストレス改善、生活習慣の見直しをしてトラブルを感じ
ない体質を作っていただきたいと思います!