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NO.0550 季節のお手入れ―カブレやニキビ、湿疹のお手入れ―
ここ数日10月のような気温です。また夏の気温に戻るそうですが、
雨と低温ですっかり秋の気分にチェンジしてしまった感じです!
“残暑”ということばがあるようにまだまだ暑い日が続くのでしょうが、
皆さんは食欲が落ちていませんか?体はだるくありませんか?
朝スッキリ起きられますか?これらは秋バテのチェックポイントです。
食欲が落ちている人は無理に食べずに、お腹がすくのを待ちましょう。
水は飲んでも良いですが、冷たい水は避けてください。ゴクゴク飲んでも
いけません。口に含むように飲んでください。お腹がすいたら朝、昼、夜の
時間に合わせてきっちり食事をバランスよくとってください。逆にお腹が
すかないときは、アミノ酸などの栄養補助食品をとるのもよいでしょう。
酵素などもお勧めです。ドリンクはカフェインなどの入っているものは
体調に合わせて飲んでください。お酢をとるときも薄めてくださいね!
そして早寝早起きを心がけますと、だるさやむくみ、寝起きの悪さも解消
されますよ!
さて今回は久しぶりに肝斑(シミ)について復習しましょう。
肝斑は色々な角度から勉強できるトラブルなのですが、特に女性の肌には
30代くらいから目の周りなどにうっすら発生するトラブルです。
テレビCMなどで、「そのトラブルは肝斑ですか?」なんて流れますと、
気になってしまう方もいらっしゃると思いますが、元々私は皮膚に発生する
色素沈着は全て肝斑と教わってきました。その発生原因、内因(内的要因)
か外因(外的要因)かによって分けております。
皆さんはご自分の肌にシミがあるという自覚はありますか?ちなみにシミを
気にするのは日本人が圧倒的に多いです。欧米人は白人の方が多いので、
雀卵斑と呼ばれるソバカスが全身に発生している方が多く、色素沈着は
あまり気にしないようです。ところがタルミ老化に関しては体質的な影響で
とても気にします。当然コスメ選びも日本人は美白→老化対策ですが、欧米
人は老化→タルミ対策になります。確かに東洋人は欧米人に比べ表面的
老化は遅い体質の方が多いようです。もともとの体質や紫外線の強さ、気温、
食べ物など色々な条件が加わってのことだと思います。
さて、肝斑の内因性と外因性の見分け方ですが、内因性肝斑は体内の状況が
大きく影響しますので、左右対象に発生することがほとんどです。そして
その発生沈着場所が“皮膚は内臓の鏡”といわれているようにある程度決まっ
てきます。例えば、目の周りに肝斑が発生した場合は子宮系との関連が考えら
れますので、生理周期のチェック、妊娠、出産、流産、子宮内のトラブルなど
が原因になることが多いようです。上唇の上は卵巣系を見るところですので、
冷え性の人や多出産の方、生理不順の方が肝斑を発生させます。また、肝斑の
肝は肝臓の色、形といわれるように、肝臓機能との関係も強く、肝臓の疲れ、
慢性疲労が原因で鼻の両脇から頬骨の上にかけて蝶の羽を広げた形の色素沈着
が発生します。まだまだ色々ありますが、主な内因性肝斑は左右対称に、これ
らの部位に発生し、紫外線の刺激が加わって沈着すると考えていただいてよい
でしょう。
紫外線の刺激によって沈着する点においては外因性も同じですが、外因性は
直接紫外線が原因になるというところが違いますので、左右対称に形成される
ということはほとんどありません。原因としては日焼け、摩擦(マッサージ、
かみそり、ティッシュ、パフ、ブラシなど)、化粧品による油ヤケ、クレンジ
ングの未使用による沈着等が代表的です。小指の先ほどの輪状のシミもほとん
どが油が飛んだり小さな傷などによって、回りのメラニンを取り込んでシミに
なる場合が多いので外因性のシミと考えていただいてよいでしょう。ただし、
高年齢になってコメカミのあたりを中心にできる小さな少し凹凸のあるシミは
老人性肝斑といって血液中の老廃物が原因になるものです。
ここで改めてインプットしていただきたいのは、シミなどの後天的トラブルは
時間をかければ回復する方が多いということです。もちろん70代くらいになる
とホルモンバランスでシミは消えていきますが、若い方でも回復は可能です。
人によって肌質、体質が異なりますので、回復に差は生じますが、期待していた
だいてよいと思います。そのためのコスメは、日本ではとても良いものが揃って
いますので、チャレンジしていただくと良いのですが効果を出すためには守って
いただかなければならないことがあります。
1)絶対に紫外線のある時間は素顔でいない。
朝起きたらそのままの肌に保護タイプの紫外線散乱パウダーをつけておくのが
効果的!パウダーですとその後洗顔で洗い落とすことができます。
2)毎晩クレンジング、洗顔のステップを守りケアをする。
回復を急いでピーリングやスクラブタイプのものを使用すると、逆効果になる
場合があるので注意!クレンジングも添加物の少ないクリームタイプがお勧め!
3)毎晩入浴をして自律神経のバランスをとる。
4)嗜好品はメラニンを増やす可能性があるので、特にタバコ、コーヒー、紅茶、
お茶などはとりすぎに気をつける。
5)メイクはしっかりして紫外線を避ける。
お直しは上からパウダーなどで押さえて行なう。絶対にコットンなどで拭いて
重ねたりしない!
この5点を美白ケアをするときに守っていただくと効果の実感が速く出ますので、
是非試してください!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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