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NO.0043 体質とお肌の関係9
連日のむし暑さで心身のストレス、疲れの度合いもグーンと高まり、
処暑まで続きそうなこの暑さ対策に気が抜けない夏になりそうです。
そこで今回も暑さと汗について少し解説してみましょう。
まず、注意したいのが心臓の弱いタイプ、汗をたくさんかくことにより
血液が濃くなり、血流の流れが悪くなりますので、水分を上手に補給することが肝心、
また、胃腸弱、冷え性、貧血、低血圧の方、暑さで寝不足気味になると
心臓に影響しますので高湿度を伴う暑さには充分注意してください。
また汗も、前回ご案内のように多汗症タイプの方は、美容上のトラブルはさておき
感覚的に「におい」の面も気になります。
清潔にすることを基本に発汗後や、夜のスキンケアはしっかりと行ってください。
■汗のワンポイント
よく知られているように汗は脳の体温調節中枢を通じ交感神経の刺激により
発汗が促されます。
その種類には感知発汗と不感知発汗があり、
感知発汗には体温調節としての温熱性発汗と手や脇の下などに突発的にかく
精神性発汗いわゆる冷や汗があります。
そして、不感知発汗は皮脂膜を作り、毛髪をなめらかにするなど、美容的にも
大切な機能ですが、夏場は寝ている間などの不感知発汗が多くなりますので、
肌は思った以上に乾燥しています、またNMF(天然保湿因子)も汗といっしょに
流出しますので、それなりのスキンケアが必要になります。
汗の出口としては、エクリン腺とアポクリン腺があり、細胞の大きさ、
汗の成分、存在する部位などに違いがあります。
そして、本来は無臭であるはずの汗がにおうのは常在菌が原因しています。
不潔にすればするほど本人もまわりの方にも迷惑や不快感を与えますので、
注意を心がけましょう。
汗腺が最も集中しているところ、それは以外にも足の裏です。
1平方センチメートルあたりに300と皮膚の約10倍です。
汗をかくことにより体温の調節を末端部の足で行っているわけですが、
特にこのところのように蒸し暑い時期は発汗量が増え、靴の中が不潔に
なりやすくなります。
特にアブラ足タイプの方は1時間に10~20ccの汗を出すといわれています。
汗や熱を吸収して足を清潔に保つ役割を持つ靴下にも、ひと工夫必要な
時季かも知れませんネ。
汗の中でもアポクリン腺からの発汗は気温や湿度の変化に関係なく精神的な緊張や
興奮、また疲労などがたまったときに出る汗です。手や脇の下、毛の生え際、足の裏、
特に足の指の間から多く分泌されます。有臭、有色で臭いは不快なものです。
そのため、足に合わない靴を長時間はいていると疲労の度合いが大きくなったり、
アポクリン腺の汗がたくさん出ることにより靴や靴下の「むれ」がひどくなり、
足の衛生面でもあまり好ましくない環境を作り出す原因になります。
そして、もうひとつの汗がエクリン腺の汗、気温や湿度の上昇で足の温度上昇を
防ぐため、体温調節の反応として発生します。
<足の汗対策>
1)洗足
先ずはよく洗うこと、足は上記のように発汗、臭気、雑菌の問題がある割に簡単に
扱われているケースがままあります。
バスタブに入る前にシャワーでよくすすぎ、石鹸はアミノ酸系の弱酸性のものが
殺菌作用と保湿の面で適当でしょう。
入浴後、水気をふき取るとき、体よりも足の指の付け根をよくタオルで拭くこと。
ボディは自然に乾きますが各指の付け根は乾きにくいところ、細かいことですが
大切なことです。
2)保護
夏は露出している分、ひじ、ひざ、かかとが気になるところです。
角質を柔軟にし、黒ずみを取る、専用クリームをしっかりすり込んでみましょう。
気になるところに、毎晩ひと塗り、簡単なお手入れです。
冷えがある方は、足のマッサージで血行促進をしましょう。
その他、靴下は吸湿性や保湿性に富んだシルクが最適、また必要により吸湿性に
富んだ綿の靴下が足の保護になります。
アブラ足で発汗の強い足の場合は五本指靴下なども効果的です。
足の裏の温度の平均は31度、しかし最近は体温同様足の裏の平均温度も下降気味、
夏でも足が冷たくなる方は、冷え性です。このような冷え性、また胃腸の弱い方や
心臓の弱い方、貧血、低血圧の方なども、夏バテ防止のため足のマッサージ(足心美容)を
行ってみましょう。頭寒足熱の原則が体を守ります。
運動は朝夕の涼しい時に、運動で汗をかいたら水分補給とともに適量の塩分、
ミネラルを欠かさず摂取してください。
胃腸の弱い方は脂っこいものと一緒に水分を摂り過ぎたり、
体を冷やすものを夜摂ることは控えめにしてください。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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