私の住む茨城県、住宅地の大きな公園ではこのところの朝、
キラキラと霜のカーペットで一色になっています。
日差しの戻る時間の足場の悪さを考えなければとってもステキなんですよ!
さて今回の勉強は、間違いや勘違いを起こしやすい知識や美容法について
いくつか勉強していきましょう。
まず、私たちの日常にもなじみの深いティッシュペーパーについての
豆知識です。ご存知のことと思いますが、ティッシュは木材パルプで
できています。百科事典には“薄く柔らかな高級ちり紙ともされる
難水溶性の日用品”と書かれています。
歴史を調べてみますと、脱脂綿の代用品として第一次世界大戦で開発され
戦後の過剰在庫を米キンバリー社が“クリネックスティッシュ”として
メイク落とし用に発売したのだそうです。アメリカではティッシュを
クリネックスと呼ぶ人が多いのもそんな背景があったのですね!
日本ではそれから遅れること約30年でティッシュが発売されました。
このティッシュをコットン代わりに化粧水を含ませて使用する方も
いらっしゃるようですが、コスメ用のコットンは基本的に綿100%で
問題点としては漂白処理に関する点ぐらいなのに対し、ティッシュは、
湿潤紙力増強剤という薬品を使用して、水にほぐれにくくしてあり、
この成分はポリアミド・エピクロルヒドリンというプラスチックの仲間で、
ダイオキシンや毒性物質との関係もあり、鼻をかんだり、化粧汚れを
軽く拭く程度ならよいのですが、化粧水を含ませて湿布をするとかは、
化粧水成分との兼ね合いも考えられ決してお勧めはできません。
次にこれも勘違いしやすいテーマ“皮膚呼吸”についてです。
実は私も10年ほど前までは人間の皮膚はある程度呼吸していると
思っていたのですが、実は人間の皮膚は呼吸していないんですね!
実際にコスメ情報には“皮膚呼吸”という言葉がよく登場しています。
都市伝説的には全粉を全身に塗ったダンサーが皮膚呼吸ができなくなって
死んでしまうというシーンが映画で放映され(007ゴールドフィンガー)、
益々信憑性が増したようです。
ちなみにカエルなどの両生類は皮膚呼吸をしているのですが、人間の場合は
呼吸という現象ではなく、毛穴や汗腺が老廃物を排出できず、詰まって
しまうことによるトラブルなのです。
ただし、東洋医学的には肺と皮膚はとても関連深い器官になりますので
呼吸とのつながりはありそうですよ!
そして最後はクレンジングについてです。
近頃オイルクレンジングはあまり良くないという話を結構聞くように
なりました。しかし、なぜ良くないのでしょうか?
オイルクレンジングは肌へのなじみが良く、ハードメイクもよく落ちる
というメリットがありますが、大切なことは使用しているオイルのチェック
なのです!そのほとんどが鉱物系油に天然オイルを数%配合というのが
普通ですので、ナチュラル志向の方にとっては問題でしょう!もうひとつは
界面活性剤という成分が肌にはとても刺激的ということで、この二つの点が
オイルクレンジングのデメリットになるわけで、クレンジング効果の高い
ものほど皮膚表面が乾燥しやすいという欠点を生み出してしまいます。
オイルクレンジング派の方も質の良いものを選んでいただかなければ
いけませんね!
それでは今日のまとめとして、
・ティッシュはコットン代わりに使わない!
・人間は皮膚呼吸をしていない!(実際は1%程度)。
・オイルクレンジングは質の良いものを選んで使う!
以上、今日は私のちょっと気になった美容知識についてお話させて
いただきましたので、参考になさってください。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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