今年の夏は肩透かしをくったようでしたが、紫外線はバッチリ肌に作用
しているようで、シミ(肝斑)の発生が目につくようになりました。
そこで今日は久しぶりにシミのお話しをしてみましょう。
専門的に、シミは肝臓の表面の紋様に似ていることから、肝斑といわれて
いるのですが、もうひとつ肝臓疾患によって発生するからともいわれています。
しかし、それは一概にいえることではありませんので、思い込みは避けて
いただきたいと思います。
この肝斑発生には、様々な原因があり、大きく分けますと外因性と
内因性に分かれます。
女性であればどなたでもシミは発生して欲しくないものですが、
特に内因性と呼ばれるシミは、内臓疾患やホルモンバランスなどによって
発生するもので、いたしかたないと思うことも多いのです。
例をあげてお話ししましょう。
例えば、妊娠性肝斑と呼ばれるシミは、妊娠により女性ホルモンの
黄体ホルモンの分泌が上昇し、卵胞ホルモンとのバランスが崩れて発生します。
特に後期に目立ってくるのが特徴で、目の縁からホホ骨にかけてのシミに
なります。不思議に第一子よりも第二子に発生することが多いようです。
このシミは妊娠期、出産期、育児期と、時間の経過により、本来は自然に
消失していく種類のものです。
これと同じタイプで10~13歳くらいの女の子の鼻の下に発生するシミを
処女性肝斑と呼びます。女性ホルモンと男性ホルモンのバランスがとれて
くると、こちらも自然消失していきます。特に大柄な子によく見られます。
その他、目の下に発生するものは、やはり子宮性のものが多く、額はストレス
や自律神経系の方に多いようです。また、こめかみや額の縁に発生するものは
一定の薬の常用によるものがあります。肝臓疾患であれば蝶の羽を広げた
ように目の下ほほ骨あたりに発生します。これら内因性肝斑は内部の回復を
促してケアしていくということが絶対条件です。
しかし現在は内因性よりも外因性の肝斑の方が多く、特に外傷性肝斑と
呼ばれるものが多くなっています。これはその名の通り、皮膚に対しての
刺激によって発生したり、手入れ不足で発生したりしてくるものです。
老人性肝斑のように、こめかみ周辺でなくホホのあたりに真珠のようなシミを
見うけますが、それは代表的な外傷性肝斑で、例えば天ぷら油が飛んだ跡とか
ニキビの跡とかです。
その他クレンジングをしない方、または、簡単に済ませる方は、
フェイスライン、耳の付け根辺りからソバカス状にシミが発生します。
また、お化粧品の合っていない場合や日光皮膚炎等によっても発生します。
これらは必ずカサツキや赤味、カユミを伴い、皮膚の保護作用としての
メラニン色素発生によりできるものですので、ちょっとした注意で
防げることも多いのです。
それでは内因、外因肝斑の見分け方というと、これはわかりやすく
簡単に左右対称に発生してくるのが内因性、無秩序に発生してくるのが
外因性となり、当然日焼けによるシミは外因性ということになります。
ところで、シミは治るのでしょうか?
シミは遺伝的要因のソバカスと違い回復は可能と考えてよいのです。
そしてそのために必ず守っていただきたい私の三か条があります!
1)紫外線防止
2)体質的代謝促進
3)化粧品選び及びケアの方法
です。
紫外線に関してのケアは、朝起きたらすぐと、私に口をすっぱくいわれる方も
多いのですが、紫外線には内因外因問わず影響を受けますので、要注意です。
次に有酸素を取り入れた代謝促進により細胞活性を図り、内外共に
新陳代謝を図るということです。
最後の化粧品選び及びケアは、まず信頼のできる所で納得のいく説明を
聞いてから始めていただくということ!
トラブルが起こった時、雑誌などによる化粧品のスポット使いは避けた方が
いいでしょう。
秋はトラブルが目立つ季節です。シミでお悩みの方は正しいケアで回復を
ねらって下さいネ!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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