2月の後半から3月というのはアッという間で、お得な気分を感じるのは
私だけでしょうか?今年は暖冬といわれていましたが、けっこう寒い日が
あり、キリッと寒い冬が好きな私としては、冬らしさを満喫しています。
ついこの間5月くらいの陽気になった時は、思わず“いかんな~2月なのに”
と、本当につぶやいている自分がいて、笑ってしまいました。
3月はアレルギーもピークを迎え、なかなか厳しい時期に入りますが、
お手入れは肌に合わせて行いませんと、昨年までは大丈夫だったのに
今年はシワになったとか、黒ずんだとかということもありえますので
注意ですよ!
さて今日は、トラブル相談としては多いのに、つい軽んじてしまう
唇のトラブルとお手入れについて勉強してみましょう。
代表的な唇のトラブルといえば“荒れ”ですが、7割くらいの方は
男性女性問わず唇の荒れを感じたことがあるようです。
唇は、東洋医学的には血流と心臓の働きを見て、胃の状態を診断する
ところですので単に唇の荒れとしてだけは見ないわけです。
そして、学術的には学名を口唇(こうしん)といい、粘膜で覆われた
口腔内と皮膚との口腔粘膜移行部位ということになります。
さらに美容的には目元とともに女性のセックスアピール部位であり、
時々の流行によって口紅の色やツヤが変化してきます。
人相学的にもその人の性格を見るところで、ポッテリとした唇の方は
おしゃべりが上手で、うすい唇の方は辛口トークなどと見るようです。
日本人はおちょぼ口などといい、ポッチャリ小さな唇の方が多く、
うすい唇の方はヨーロッパ型、厚い唇の方はアフリカ型と分類される
ようです。
さて唇のトラブルはたくさんありますが、代表的なトラブルとしては、
1)ガサガサになる
2)切れる
3)唇の周りに水泡状、粟粒様の丘疹が出る
4)腫れてタラコ唇になる
5)唇の端に毎年同じ時期かぶれが発生する
こんな感じでしょうか?
そこでこれらの原因を少しお話してみましょう。
まず3)の水泡状粟粒様の丘疹は唇ヘルペスといい、元々持っている
ウィルスが疲れたり胃が弱ると発生癖がついて出てしまうトラブルです。
4)の腫れてタラコ唇になるのは食物アレルギーや接触(口紅やマスク、
歯医者さんでの接触等)が原因となります。5)の毎年同じ時期に
発生するカブレは、ただのカブレというよりも白癬菌の一種の場合が
ありますので、広がった感じやカユミがあれば皮膚科の先生の診断が
必要です。1)と2)に関して、本来はスキンケアで回復を目指して
いただくトラブルですが、内因的な要素としては、やはり唇は粘膜として
消化器官と考えますので、暴飲暴食やスナック菓子などの塩分も原因の
ひとつ考えられます。また、もうひとつの大きな原因としてリップ
クリームがクセ物です。日頃唇の荒れやすい方に注意をお願いして
いるのは、リップクリームの油分が落とされないで重ねづけされる
ことへの注意です。酸化した油分によって荒れる上に、唇を噛む癖の
ある方などはホクロ状の色素沈着を起こしてしまいます。
そして輪郭のはっきりしない、ぼやけた唇になってしまいますので、
リップクリームの害というものも忘れないでください。
さて、唇の荒れやすい方、荒れてしまっている方のケアに入ります。
以前に花粉症のところでお話した“桃肌爽”といクリームは、
ここでも活躍できるのですが、このクリームは100%の油分に
生薬の紫根などが含有され、色素、香料、アルコールなどを使用せず、
デリケートな部分でも使える優れものです。
そのようなタイプの物であれば何でも良いのですが、先ず食事の前に
唇に塗布します。食後水で軽くすすぐようにして、すぐにまた油性
クリームをつけます。食事のたびに繰り返します。(口紅を上から
使用してもOKです)
夜は唇に油性クリームをつけてからクレンジングをします。
クレンジングによっては刺激のあるものもありますので、荒れている
部分を油性クリームでカバーしてからクレンジングをした方が
よいでしょう。入浴後は、お肌のケアをした後、油性クリームをつけて
ラップをして5~10分、はずした後軽く30秒程度唇をマッサージ
してから化粧水を含ませたコットンでふき取ります。それから再度
油性クリームを薄くつけてお休みください。ラップはいつもする必要は
ありませんが、ガサガサしているときは効果的です。
日中はリップをつけるのをやめ、肌に合う口紅の方がいいでしょう。
また注意しなければならないのはグロスです。グロスはつけてすぐは
いいのですが、持ちが悪く逆に乾燥しますので、やはり薄い色合いの
口紅をお勧めします。特に花粉症時期の鼻づまりによる口呼吸も唇の
荒れの大きな原因ですので花粉症の方もこのケアをお試しください。
魅力的な色合の唇になるようにケアしてくださいね!
ひとつつけ加えますと、長い間唇の荒れで悩んでいる方は、唇を舌で
なめないように注意しながら、根気良くケアを続けてみてくださいね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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