毎日の寒さが身にしみる１月です。各地に大雪警報も出て、冬らしい冬の到来です。
さて、この季節、お肌のお手入れはいかがでしょうか？
冬のスキンケアは、ご自分の肌を老化させないために、絶対に強化しなければ
いけないものです。
お手入れというものは、きちんとステップを作っている方はあたりまえと考えますし、
ほとんどなさらない方は、気にもかけません。しかし、手をかけてあげれば、
肌はそれなりに答えてくれますし、皮膚年齢がグッと変わってくるのです。
７０～８０歳くらいの女性の方で、キメが細かく、若々しく血色の良いお肌を
お持ちの方がいらっしゃいますが、やはり肌が作られる時期の食生活、生活習慣、
外的環境などが現代とは大変違っていました。それにプラス遺伝的要因が加わり、
年齢的にも、実に美しく年をとっていらっしゃるわけです。
しかし、現代はなかなかこのように加齢できないのが実状です。
同じ遺伝的要因があっても残念ながら生活様式、食生活、外的悪環境など、
維持できない条件がそろってしまう訳で、トラブルがめだってしまいます。
夏のケアは紫外線と汗、それに冷房対策が必要ですが、冬はとにかく乾燥対策が
絶対です。
「肌の乾燥は老化の始まり」といい、以前にもお話したと思いますが、洗顔後
すぐにつっぱった感じがしたら、これはカブレの始まりで、皮膚の基礎的能力の
低下になりますので、つっぱり感を出さないケアが冬にはとにかく必要になります。
その他に目の下のクマや涙袋なども乾燥を引きがねとして真性ジワ（大ジワ）を
作る原因になりますので注意してください。
このところ涙袋ということばをよく見聞きしますが、東洋医学で、目の周りは
子宮を見るところ、または乳房を表しますので、女性ホルモンとの関係が密接と
考えられます。
つまり、目の下のふくらみは、若い頃でしたら女性ホルモンの豊富な分泌が
考えられますので、妊娠出産との関係があり、女性らしさを表すところです。
ところがこの涙袋も年齢が上昇しますと、代謝不良、特に水分代謝の停滞が
影響してきます。夜よく水分を摂る方、例えばお酒を好まれる方で、キメの細かい
お肌質の方は少し目立って涙袋が出てきます。これを目立たなくするには
身体の中を暖め、排尿、排便をきちんと心掛け、ゆっくり入浴して、
むくみを出さないようにしていただかなければなりません。
また、目の下のクマは血液循環の悪さ、及び腎虚といって、免疫力の低い方が多く、
シミやくすみにも結びついていきます。
目の下は、とても目立つところでもあり、身体との関連も含めて老化の始まり部分と
考えられますので、やはり注意深く手入れをしていきましょう。
目の周りには眼輪筋という表情筋があり、目の周り外回りに流れています、
表情筋は筋肉と直角になっていますので、眼輪筋は顔の中心から左右外側に
流れています。
クリームをつけるときでもマッサージを行うときでも、軽く流すようにこめかみに
向かって使用されると、肌に負担なく効率よく効果が現れてきます。
また、女性ホルモンの分泌という点では入浴中、目の周りに冷水をかけてあげることが
効果的です。手のひらに水を取り、顔全体に１０回ほど毎日実施するだけで、
つっぱり感をあまり感じなくなってきます。
最小限、ダブル洗顔と水分補給、クリーム類の使用はしてあげてください。
使用量は夏、秋の約倍量が必要と考え、たっぷり補給し、加齢を感じない
春を迎えましょう。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
　　　　
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