先週宮城県に出張で伺いましたら、私にとってはこの冬の初雪を経験しました。
結構降っているところもあり、冬景色を楽しみました。関東も木曜は雪の予報が
出て心配されましたが、何とか雨で済んだようです。ただ本当に寒さと乾燥が
厳しい季節ですので風邪には要注意ですね!また当然厚着にもなりますので、
肩こりを感じる人も少なくないようです。そんな中どうも周りに“頭痛”を
訴える人が結構います。以前にも頭痛ということで勉強したことがありましたが、
最近は“薬剤による頭痛!”なども耳にするようになりました。そこで今日は
身近な体調不良の一つ頭痛を復習してみましょう。
頭痛は脳内血管の炎症により周囲の三叉神経と呼ばれる神経が刺激されて痛み
となるプロスタグランジンなどを生成することによって起こります。このプロス
タグランジンは、血管を拡張したり、発熱を引き起こしたりする作用もあり、
血管の拡張と共にズキンズキンという鼓動に合わせて痛みを引き起こします。
そこで今回は一番身近な片頭痛(偏頭痛)を少し勉強してみますが、経験した
ことのあるかたも結構いらっしゃると思います。片頭痛は名前の通り頭の片側に
痛みを感じているという場合が結構あるようです。まとめてみますと、
“頭の片側が傷む”“脈に合わせていたむ”という方が多く、頭痛が起こると
“動いていると悪化する”“嘔気がする”“光と音に対して敏感になる“
というデータがあります。ちなみに頭痛が起こる前に“予兆”や“前兆”と
呼ばれる症状が出る方が多く、確かに身近な女性で「ひどい頭痛が起こりそう
なので薬を飲みます」という方が何人かいます。これは“前兆”が起こって感じる
ようですが、“予兆”ではイライラする、怒りっぽくなる、ストレスを感じる、
落ち込みを感じる、あくびが出る、空腹感を感じる、目が疲れる等があるようです。
片頭痛を起こす方には何となくわかっていただけることだと思います。
当然頭痛が起こるとほとんどの人は頭痛薬や痛み止、薬剤名「解熱鎮痛剤」という
薬を飲みます。薬は色々ありますが、特に問題ないと思いますので代表的な薬を
挙げてみましょう。
・ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム):医療用として長く使用され、
2011年から一般薬品となった。
・バファリン(アセチルサリチル酸)エキセドリン、ケロリン、アスピリン、
ベネスロン(同成分):痛みの原因物質プロスタグランジンを抑えて痛みを
感じないようにする。
・イブ(イブプロフェン→非ステロイド性消炎鎮痛剤):消炎効果もあるため
頭痛、生理痛、関節痛、歯痛、神経痛など広く効果的。
・ノーシン(アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミド水和物):眠くなる
成分が入っていない。アスピリン同様プロスタグランジンの抑制効果があるが、
効果は弱く脳だけに作用。
よく耳にする名前を簡単に調べてみました。あなたはどの薬を使用しますか?
さて、近頃これら頭痛に使用する薬による頭痛が問題になっています。言葉は
少々ショックですが「薬物乱用頭痛」を患っている方が多く注意が必要になって
います。
・月に10日程度の服用
・3か月以上の断続的な服用
・頭痛薬を飲み始めて頭痛頻度が増している
これらのチェックが当てはまる場合は要注意です。頭痛はつらいものですから
薬を飲むのは仕方のないことですが、頭痛薬を飲んで悪化させたのでは笑えない
話です。そこで、なんとか自然に改善できないかという考えも大切です。
すぐに出来ることはツボを刺激する方法です。頭部てっぺんに“百会”と呼ば
れるツボがあります。自律神経や血流に効果のあるツボで「百の数、気の出会う
処」ともいわれていますので10回くらい休みながら押してみてください。
そして、手の親指と人差し指の間から手の甲内側に下がったところの“合谷”
というツボは上半身の痛みによく使われるツボで、目の疲れ、肩こりからくる
頭痛にとても合います。それに入浴もリラックス効果がありますね!入浴に
伴って、シャンプーによるマッサージとドライヤーによる血行促進も見逃せま
せん。特にドライヤーは血流が良くなるので肩の張りや頭痛時には温風での頭皮
マッサージは効果的ですね!
食事面では、よくマグネシウムが良いといわれますので野菜、ワカメ、無塩の
ナッツ類も良いようです。カフェインも血流が良くなるのでコーヒーも良いで
すね!逆に控えた方が良いものとしては、人工甘味料や旨味調味料、アルコール
などです。もう一つチョコレートも原因といわれますので控えましょう!
私は年に数回風邪を引いた時に感じるくらいですが、身近には片頭痛を起こす
人が多いです。是非参考にしていただいて改善努力をしてみましょうね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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