何となく春っぽい日が何日か続いています。
3月下旬までは油断できないのは分かっていても、すっかりその気になって
しまいがちですね!駅や電車内の服装がすっかり変わってきていますよ!
さて今日は、知っているようでよく知らない“粒子状物質”など大気中浮遊物
の勉強をしてみましょう。聞き覚えのない呼び方ですが、PM2.5といったら
わかりやすいですね!またそのほかにも花粉などは、この季節の代表的な
浮遊物質になります。PM2.5というと、日本人のイメージとしては、中国
大陸から黄砂と共にやって来る体に悪そうな物質!そんな感じだと思います。
そこで今日はしっかり理解していただこうと思います。
今日も北京は深刻な濃度で、1m3当り500マイクログラム越えという濃度が
1週間にわたり続いていて、これが日本に風で流されて来るという越境汚染が
広がるようだと予報が出されています。まず、PM2.5とは何でしょうか?
これは空気中に浮遊する粒子2.5ミクロン以下のものを呼びます。全体の
浮遊物質をエアロゾルと呼ぶので、その中でPM2.5と分類されていると
考えてください。他にPM10というものもあり、2.5より大きな粒子なので
人体奥までの影響はPM2.5の方が深刻です。内容物としては色々なものを
含んでいて、石炭の煙やディーゼル排煙中の黒色炭素、タバコの煙の成分や
発がん性物質などが含まれています。昔よく耳にした光化学スモッグも
PM2.5の範囲なので、北京で空中がかすんで見えたのもこの光化学スモッグ
の影響がプラスされているようです。そして黄砂については基本的に砂なので
粒子はPM2.5のような微粒子物質ではないのですが、黄砂が日本に運ばれて
くる移動時、東シナ海沿岸部の中国工業地域を通過するときに、そこで発生
しているPM2.5や光化学スモッグと混ざり、到達するようですので要注意
です。ただ、人体内への影響はPM2.5の方がやはり段違いになります。
PM2.5は、その因果関係として呼吸疾患や癌などのかなりの要因となる
ようです。ちなみに野菜類に対するPM2.5の影響としては、主成分が水に
溶けやすい物質(硫酸塩や硝酸塩)が多いので良く水洗いして食べるのが良い
ようです。
一番の害はやはり鼻や口からの吸入です。春は風邪が強い日が多いので
マスクは大切ですね!この風に乗ってダニの死骸や花粉もかなりアレルギーの
原因になってきます。最近は住宅の気密性が高いのでカビなどもあまり季節に
関係なく発生しますのでこれも注意です!また、お肌への影響はというと、
前回も少しお話ししましたが、アレルギー反応ですから次のことがいえます。
痒みが出やすい、カサつく場所が1日で変化する、乾燥したようにツッパリ
感を感じる、またはごわついた感じがするというのが浮遊物質による感作です。
本格的なアレルギー反応になると鼻水、涙、咳、軽い発熱、クシャミなどが
重くなります。そこで注意は、アレルギーを感じたり肌に変化が出たら、
常に肌を柔らかく保つこと!これが大切です。もちろん現代社会において
日中素顔でいることは、今日の勉強を通しても絶対危険です。パウダーまたは
ファンデーションをつけてその上からマスクをするようにしましょう。
そして、ティッシュや涙、鼻水もすべて肌荒れの原因となりますので、手で
触れるときは“やさしく”をモットーとしてください。そして何度も紹介
させていただいております“桃肌爽”という油性クリームはこの時期大活躍
しますよ!当帰、紫根、カミツレの植物エキスと天然油バーユの作用で肌荒れ、
カサカサの防止にはとても効果的です。もしお肌がヒリヒリしたら、クレンジ
ング剤の使用前と洗顔後に部分的に使用していただいた後、ご自分のケアを
してみるのも良いと思います。
先ほどマスクの話をしましたが、マスクはできるだけ着用していただき、
部屋では空気清浄器を考えてください。中々マスクは着用の癖がないとでき
ませんが、春はやはり必要だと思います。花粉や浮遊物質に対して特に敏感に
感じたときは睡眠不足やストレスのある時です。中にストレスを感じにくい
人がいらっしゃいますが、仕事に追われていたり、勉強や対人関係など
気になるときは身体がストレスにさらされていると思って気分転換などが
必要になりますので、そのあたりも頭に入れておいてください。
改めて勉強するとPM2.5やアレルギー物質がすごく身近にあるものと
知った方も多いかと思います。まずはこの春が一番のポイントになります
のでしっかりフォローしてくださいね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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