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NO.0352 豆知識―食養生―
寒い冬にもようやく慣れ、晴れた日の日差しは
春さえ感じるようになってきました。
しかし今年は何年ぶりかの雪の多い冬で、私は相変わらず
ひんしゅくを買いながらも“雪が降る”のを期待しています。
先日9日は埼玉県の所沢で仕事だったのですが、ものすごい雪で
夕方は前が見えないくらいでした。
あっという間に積もってしまい、びっくりして帰路に着いたのですが、
東京から自宅に向ったときには雨になっていて、あの雪景色は何だったの?
という状態!私の住む茨城県の方が気温は低いはずですのに不思議です!
さて寒さの厳しいこの冬の豆知識、今日は「食養生」について
少し勉強してみましょう。
東洋医学には「医食同源」「薬食同源」ということばがあり、
病気にならない体を作るには健康で免疫力を高める体質を作ることが
大切であり、そのためには食事が一番大切であるという考え方があります。
現代社会においては、食があふれ、それぞれの好みで、味や食べ方などを
選ぶことができます。それらについては私も何度かお話してきましたが、
今食卓を恐怖に陥れているギョウザ事件は、そんな私たちへの食の見直しを
考えさせてくれる事件でしょう。
私も産地のしっかりしたものが欲しく、比較的購入しやすい生協を
利用していますが、何度か産地を偽った商品(鶏肉等)がありました。
生協の管理が甘いこともあるのでしょうが、何だか騙されやすい
人の良さを感じてしまうのは私だけでしょうか?
しかしギョウザ事件はもちろんこの例外です。
そんなわけで、レトルトやインスタント、外食、ファーストフードも
上手に取り入れるのはかまいませんが、日本人の体質をどんどん
弱らせているということも感じて欲しいところです。
これは皮膚トラブルを悪化させる方々に、ほとんどこれらの食品を
好まれる方が多いというのもうなずけるところです。
先日成人型ニキビの女性(20代前半の方)の相談時に、失礼ですが
体臭自体に油臭さを感じました。そして毛穴が詰まっていましたので、
動物性脂肪、油で揚げたもの、乳製品を控える!ということを厳重に
注意させていただきました。私には「はい、頑張ります!」とおっしゃ
っていたのですが、その後ケアを担当していたアドバイザーに
「ポテトチップスを週4回以上食べ、バーガーショップを見るとつい
入ってフライドポテトを買ってしまいます。」といっていたそうです。
聞くとちょっとカワイイ話ですが、これではトラブルは回復しませんよね!
皆さんで食べるということをもう少し真剣に考えてみましょう。
まず大切なことは、野菜をどんどん食べること、野菜は体を冷やす
作用のものも多いのですが、旬のものを食べると、その気候に対応できる
ようにできていること、ご存知でしょうか?
例えば夏野菜のとうがん、ナス、きゅうりは体を冷やす野菜ですが、
体をうるおして毒を外へ出したり消したりしてくれる作用があります。
物が傷みやすい夏季、野菜も季節に応じた役割を備えているということです。
旬のものにはこのような体に対しての自然の役割がかなり期待できると
考えていいと思います。
ちなみに四季の野菜をそれぞれ紹介しますと、冬の野菜には白菜、ほうれん草、
大根、キャベツ、にんじん、春菊、三つ葉、ブロッコリー等があり、
春野菜には、からし菜、わけぎ、蓬、グリーンピース、わらび、ぜんまい等、
夏野菜にはレタス、ゴーヤ、トマト、そら豆、きゅうり、ナス、オクラ、
かぼちゃ等。秋野菜は、きのこ、レンコン、ゆず、じゃがいも、かぶ、ごぼう、
にんじん等があります。1年中流通しているものもありますが、旬に食べた
方が当然体に良い効果が出ます。
もうひとつ、頭に入れていただきたいことは、たくさんの味を知ることです。
東洋医学では、食べ物の味にも臓器を調整してくれる作用があるといわれて
いて、5種類の味(酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味)五味と呼ばれています。
酸味は筋肉を引き締め、汗、尿などの排出を促し、肝を調整してくれ、
苦味は血脈や骨に通じて、胃もたれを防ぎ、心の調整をしてくれます。
甘味は滋養作用があり、疲労やストレスに効果的で、脾を調整してくれ、
辛味は滞っているものを発散させて、気、血の流れを良くし、肺を調整して
くれます。鹹味(塩からい味)は硬くなったものを柔らげてくれ、便秘や
肩こりに効果的で腎を調整してくれます。
少し難しいかもしれませんが、陰陽五行説からの引用です。
食べ物の持つエネルギーをしっかりいただけるように一食一食を
大切にしていくのも体に良いことであり、ストレスのない体質作りに
役立ちます。
今回の食養生は野菜をしっかり食べよう、プラス旬のものを大切にと
いうことで、すぐにできる美味しい健康法として覚えてくださいね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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