今日は出張で福岡に来ています。昨日とは違い、朝からしっかり雨が降り、
気温もかなり下がってきています。夏のような日もあれば、雨で気温がぐっと
下がったり、今年の気温差はかなり忙しいですね!先日も東大名誉教授の
村井先生の地震予測が的中したということが特集になっていました。安全な
国日本で過ごしているので無防備になりがちですが、改めて災害に対する
意識だけは持たないといけませんね!私も出張のキャリーバッグに携帯ラン
タン、アルミ箔のような防寒対策のものとマスクを常に入れてあります。
ただいつも帰りにはどこに入れたかわからなくなって肝心な時に手元にない
状態!やっぱりつめが甘いということですね~。
さて今日は久しぶりにアトピー性皮膚炎を勉強してみましょう。まずは、
アトピー性皮膚炎とはどのようなトラブルなのか考えてみましょう!一言で
表現をすれば“痒みの強い皮膚の過敏症”です。アトピーという名前はギリ
シャ語の“atopia”に由来して奇妙なという意味です。1923年、コカと
いう学者が、本人の家族や親せきの奇妙な反応をアトピーと名づけたといわ
れています。アトピー性皮膚炎いう言葉はそれから10年後にアメリカの
皮膚科医が皮膚炎と結びつけたといわれているんですよ!
先ず覚えていただかなければいけないのは、アトピー性皮膚炎は皮膚の病気で
あるということです。アトピー性皮膚炎の発症因子は遺伝的要因が最も多く、
他に食物(卵、牛乳)、吸引(ダニ、ホコリ)、環境(温度、湿度、排気ガス、
空気汚染)などの抗原が原因とされてます。子供がアレルギーになる確率は、
両親共にアレルギーの場合50%、片親の場合30%、両親ともアレルギーが
ない場合で10%くらいという報告があります。そして発症原因が大人と子供
では、かなり違ってくるようです。先ず、幼児性アトピーの場合は、食べ物が
原因となることが圧倒的であるということ。成人性アトピーの場合は、食物
よりも環境ストレスなどの原因が多いということです。
幼児型のアトピーの原因→食物
・卵、牛乳、大豆、これを3大アレルギー原因と考え、その他パン類の小麦、
米、カニ、エビ、ソバ、青魚などが挙げられます。
成人型アトピーの原因
・ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉
・化学物質、ペット
・ストレス、などが挙げられます。
そしてすべてのアトピー性皮膚で悩んでいらっしゃる方は、キメ細かな、かさ
つきやすい肌質を持っている人が多いということなのです。特徴としては、
乳児期は頭や顔に多く出て、幼児期は身体や関節部、特に下半身が悪化しやす
くなります。そして成人になると顔や背中、ひじなど上半身に痒みを強く感じ
悪化します。“痒み”の強い皮膚トラブルであるアトピー性皮膚炎に対しては、
悪化してもしなくても皮膚表面のケアがとても大切と考えてください。アレル
ギーの原因が何であれ、塗り薬を必要としているとしても、まず皮膚のバリア
機能を正常に近づけることによりアレルギーの原因物質が皮膚内に侵入しなく
なるということです。
カサカサしたりジュクジュクしている部分はキズだらけで無防備な状態のため
水の成分でさえ痒みを発生させるということになります。大切なことは、異物
を皮膚内部に入れないケアということです!そしてそのためには、入浴前から
のケアが大切で、傷のある部分をそのままにして入浴してはいけません。
例えば必ず100%天然のオイルを用意して摩擦しないようにトラブル部分に
サッとぬってから入浴します。痒みの強い方は湯舟もお勧めできません。
シャワーの湯圧も血行が良くなりすぎて痒みが強くなります。なぜか痒みのあ
る方は、熱いシャワーを使う方が多いのですが、これは入浴後の痒みを強めて
しまいます。やはり洗面器を良く洗い、お湯をためては洗うという方法が一番
お勧めです。そしてボディシャンプーは全身使用できるタイプのものを使い、
洗面器に溶かしてタオルハンカチやガーゼ等で洗っていただくと良いでしょう。
入浴後はセラミドなどの入った無香料タイプのボディクリームを全身に使用し
ますが、このときすり込み過ぎますと摩擦が生じますので、やさしく使用し、
悪化している部分にはドクターから頂いたお薬や、それほどひどくない場合は
以前にお話しした“桃肌爽”をお試しいただくと良いでしょう。状態が良い時
も悪い時もスキンケアは毎日繰り返すことが大切です。そしてできれば痒みを
悪化させやすい以下の食べ物を減らすことを心がけましょう。
・油で揚げてあるもの
・乳製品(チーズ、バター、牛乳、ヨーグルト)
・香辛料
・もち米
・菓子パン
・チョクレート
・冷たい物(コーラ、ジュース、アイスクリーム等)
もうひとつは、大好きな単品食(例えばカレー、ラーメン等)は、いけません!
野菜はたっぷり摂るようにしましょう。
アトピー性皮膚の方は、体重コントロールが結構大切で、日本に元からある
食べ物を3食活用していくことをお勧めします。その上で皮膚科のドクターと
よく相談して、ケアした状態で薬を使用してください。できれば薬類を使用
しない肌作りが大切ですから、毎日のケアは頑張ってほしいところです。
安易に薬を使うのではなく、体質改善やスキンケア強化は必要です!それに
よって、とてもアトピー性皮膚炎が改善した方が多いのです。是非活用して
くださいね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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