朝晩はすっかり冷え込みがきつくなりました。今日の仕事は大阪だったので
すが、晴天でもコートなしでは肌寒い感じでした。そして昨日は名古屋で心
温まるセミナーに出席させていただき、主催者の社長のお母様と懇親会でお
隣の席になりました。人柄とはお顔に現れるの一言に尽きるとつくづく感じ、
とても素敵なお話を伺いました。スタッフの方のご挨拶の礼儀が素晴らしか
ったのでお伝えすると「スタッフ一人一人が素敵な女性になってもらえるよ
うに指導していくのが役目なの!」とおっとりとお話ししてくださいました。
人の持つ魅力は色々ですが、“やさしい”人柄の中の迫力を感じた気がしま
す。まだまだ若輩ですが、一歩でも近づけるよう年齢を重ねていけたら幸せ
だなァ~と思いました!
さて今日は、秋深しということで果物について勉強してみましょう。私は果
物のオーソドックスなものは大好きなのですが、中でも近年柿に目がなくな
り、冷えるとわかっていても、季節の間大きな柿を5~10個用意して柔ら
かくなるのを待ちます。柿の季節の終わりには、干し柿、あんぽ柿と柿づく
しです。もちろんその前は梨づくしですが、柿ほどではないかと思います。
ただ梨は、砂糖水と同じであると教えてもらい、ちょっと消極的になりまし
たが…。そこで果物ってどうなんだろう?と東洋医学的に考えてみました。
東洋医学では、薬(医)食同源の考え方ですから、食は薬と考えます。何を
食べているかが身体を作るので食はとても大切な物なのです!近頃は美味し
いものがたくさんあっても、身体に必要なものはどうなのか?が問題になっ
てくるわけです。以前にも何度か触れましたが、暑い地方で採れたもの、暑
い季節にできるものは身体を冷やす性質があり、寒い地方で採れたもの、寒
い季節にできるものは身体を温めてくれる性質があります。また、太陽光を
サンサンと浴びて育つものは身体を冷やし、土の下で育つものは身体を温め
る性質があるといいます。冷えが気になる人は腸を冷やす果物は身体の中を
冷やす性質があるので控えめにした方が良いわけです。ちなみに冷たい水を
飲むと身体は10~15分ひんやりとした感覚がありますが、果物は2~3
時間冷やしてしまうといわれています。元々日本ではスイカやキュウリを旬
のものとして食べ、身体の熱を冷ましたいわれ、夏の野菜も果物も日本の風
土から言えば冷やす旬のものが多いわけです。食品の中にも身体を温めるも
の、冷やすもの、その中間のものと別れています。甘いものは少量ならばよ
いのですが、多量になると冷えを助長してしまいます。また、茹でたり、炒
めたりすることのできる野菜は火を通すことにより身体を温めてくれますが、
生のままですと葉物は身体を冷やしてしまいます。レタス、キュウリ、トマ
トなどサラダの材料などは冷やしてしまう率がとても高くなるわけです。東
洋医学的には柿は冷やす果物に入るわけで、特に水分の滞りやすい体質、水
毒体質の人と冷えを強く感じる人はあまり食べ過ぎないようにした方が良い
でしょう。
では西洋医学的に栄養学ではどうでしょう?“柿が赤くなれば医者が青くな
る”といわれるほど栄養価やバランスが良い果物といわれます。特にカリウ
ムが多くナトリウムの排泄を高める役割があり筋肉には欠かせないミネラル
が豊富で、ペクチン、カロチノイド、ビタミンCなどがん予防、老化予防に
は効果的な栄養素がしっかり入っているようです。しかも酵素(カタラーゼ
等)がアルコールの分解を促してくれ、飲み過ぎにも効果的です。とすると
栄養学的には素晴らしい作用が期待できるわけです。たしかに西式健康法と
いう昔からある健康法など勉強していると柿の葉茶を勧めています。健康法
の先生方からも柿の葉茶はよくお聞きします。実は柿は実だけでなく葉にも
ビタミンC、カリウム、ビタミンB群、ミネラル分、フラボノイドなどを多
く含んで、血管強化作用、花粉症にも効果があるとされ、古くから民間療法
で用いられているようです。また、柿のオレンジ色には抗酸化作用の高い、
βカロテンが含まれているのでSOD作用や美肌にも効果的なようです。欠
点としてはタンニンが多いので貧血気味の人はたくさん摂ることで鉄分の吸
収を妨げてしまいますので注意が必要です。
自分が大好きで勉強した“柿”の知識ですが、中々しっかりとした果物でし
た。食べ過ぎはやはりいけませんが、旬の時期はせいぜい心がけて食べてい
きましょう。そういえば柿は日本原産の果物で1979年に日本からヨーロ
ッパに渡ったそうで、学名もKAKIで世界に通用するようです。アメリカ
ではパーシモンと呼ばれますが日本の柿とは種類が違うそうです。何だか安
心して食べられる気持ちになりますね!今が旬です。さっそく今日もいただ
きます!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
★☆★『お肌の学校』バックナンバーはここから ★☆★
http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
淳子先生の『お肌の学校』でおなじみのシェルクルール化粧品!
お取扱店情報はこちらから
http://www.cher-couleur.com/shop/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行・編集:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
〒104-0042 東京都中央区入船2-7-4
『お肌の学校』はverger,Inc. の商標登録です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
シェルクルール化粧品の取扱店をホームページ上でご紹介しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
登録・削除・バックナンバーは
http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com
Skin Care School 淳子先生の『 お肌の学校 』は、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』、『melma!』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ ID:0000041844
melma! http://www.melma.com/ ID:m00013953
______________________________________________________________________
※本誌に掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。