NO.0749 季節のトラブルー“肌冷え”ー

もうすっかり秋風ですね!9月の連休の天気は残念でしたが、かなり過ごしや
すい日が多くなってきました。まだまだ台風や秋雨前線の影響で落ち着かない
天候が続いている上、暑かったり、肌寒かったりする日が繰り返しますので、
自己管理をしっかりしてまいりましょう!

シルバーウィーク中、私は宮城県の石巻で仕事だったのですが、仙台での乗換
時、折りたたみの自転車を持った方が非常に目につきました。17日と18日
“ツール・ド・東北”が被災地の絆を深めるために開催されたようで、調べて
みますと3700人以上の方が参加されたようです。河北新報さんとヤフーさ
んの企画のようですが、それだけ多くの方が石巻に集まったのですからライダ
ーの姿をたくさん目にするのは当たり前のことですね!18日は朝から雨でし
たので参加者の方も大変だったと思いますが、きっと楽しんで帰ってくれたこ
とと思います。

私が今回伺った石巻のお得意様は、もう30年以上のお付き合いになる“皮膚
トラブル専門”と言っていい薬局様で、2日間で95名のお客様が来られ、お
店のスタッフと私共でフォローさせていただきました。店内一日中賑わって、
先生方はじめスタッフの方の元気なアドバイスで盛り上がりました。やはり皮
膚トラブルでお悩みの方、すでにキレイになられて長期使用の方々がたくさん
居られますので、近郊では有名なお店になっています。皮膚トラブル相談のお
店様は、関東地区を中心にしっかりフォローして、アドバイスをして下さるお
店様が多いので是非探してみてくださいね!

さて今回は、このところ相談に来られるお客様に多い“肌冷え”の勉強をして
みましょう。“肌冷え?”と思われる方も多いかと思いますが、夏が終わり、
秋になると急に湿度が低くなってきます。すると皮膚表面が硬く、冷たくなっ
て肌力が低下してくる方がとても多いのです。意識して肌に触れてみないとな
かなか本人にはわかりづらいトラブルなのですが“肌冷え”はトラブルの悪化
や、老化のトラブルであるシミやシワが急に目立ってくるという案外見過ご
せない肌状態を引き起こすので注意が必要です。実は“肌冷え”は夏に起こり
やすいトラブルなのですが7、8月は湿度があるためのわかりづらいのです。
夜入浴をして湯船に入り、頬の辺りを触れてみると妙に冷たい感じを受けたり
します。赤くほてっていても触れてみると冷たい状態が結構あります。これは
冷房によって肌表面の温度がかなり下がっている状態ですのでできるだけ入浴
中に暖めなければいけません。温かい手の平で軽く押さえてあげるだけで肌表
面の温度は改善され、柔らかくなってきます。相談に来られる方のほとんどの
“肌冷え”は外的な高温→汗→湿度→冷房という流れで皮膚表面の角質が乾燥
状態を起こしているのですが、ここでチェックしなければならないのは、低体
温体質かどうかということです。何度かこの問題はお話していますが、体温は
正常で36.5℃、少なくとも36℃はキープしなければいけません。さて皆
さんのいわゆる平熱は何度でしょうか?ちなみに直腸温度は体温を測る腋窩体
温のプラス10℃くらいですから腋窩体温が低いと内部も低くなると考えて良
いので、体内的には問題が生じます。35℃台の人は低体温と考えます。よく
言われますが、体温が1℃下がると免疫力が37%低下して身体の代謝が12
%下がるといわれます。ということは病気にかかりやすく治りにくい体質であ
るということが言えます。しかも癌細胞は体温35℃台が一番活性して39℃
以上で死滅するといわれますので低体温が良くないことが明らかですね!そし
てもう一つ覚えていただきたいのは低体温体質と冷え症とは違います!冷え症
体質の方は体温に関係なく冷えを感じるというのが特徴で、低体温体質の方は
内臓温度が下がって身体の芯が冷えているということになります。逆に低体温
の方は冷えをあまり感じない方もいます。そのような方は少し体温が上がると
異常に熱を感じて、普通の体温の方の38~39℃くらいの感覚を37℃くら
いで感じてしまいます。ですから冷え症体質では温かくする、温かいものを食
べるだけでも自己満足的な保温ができるのですが、低体温体質の方は、すべて
の低下を起こしているので、しっかりと体質改善をしなければならないと思っ
てください。

それではご自分の“肌冷え”がどちらの体質から起こっているのかを考えてく
ださい!ほとんど7割くらいの方は単純な冷え症体質から冷房などによって水
分が失われて皮膚表面が硬くなります。これはお手入れ不足もかなり影響しま
すので、基本のスキンケアの見直し、入浴の見直しなど、できるところからし
っかり見直していくことが大切です。もしご自分の体質が低体温体質ならば一
年を通して生野菜や果物は夜摂取することを避けてください。もちろんアイス
クリームやジュースなど内臓を冷やすものはいけません。ビールが最もやめる
ことのできない腸を冷やす嗜好品ですので、できるだけ温めて飲むことのでき
る日本人の体質に合った純米酒や焼酎に切り替えることをお勧めします。そし
て早く寝る習慣が大切です。低体温の方は血圧も低いので夜型が体に合ってい
ると勘違いしやすいのですが、間違っていますので改めてください。食生活で
は朝から味噌汁など体内を温める食事をしてください。日中も白湯などを好ん
で飲む習慣がほしいものです!そして軽く汗を掻く習慣も大切です。岩盤浴や
温泉もこの体質の方は苦手な方が多いのですが、慣らしていくと体質改善につ
ながっていきます。このように代謝のアップはとにかく大切ですので心掛けて
いただきたいのですが、35℃台の低体温の方です!

さて自分の頬に手を当てて冷えているか、硬くなっていないか確認してくださ
い。お手入れ不足の自覚があれば、入浴での発汗、ハンドタッチによる温め、
そして入浴後はたっぷりの化粧水を含ませたコットンを薄く剥がしてコットン
パックを試してください!できれば温めたいので、その上にラップを軽く重ね
て約10分、それからエッセンスやクリームをつけてください。温まった肌は
一気に小じわが改善されます。繰り返し“温”スキンケアをしていただくと冬
になっても安定した肌になりますよ!冷房と冷たい飲食で衰えた代謝を体内外
からアップさせて秋を迎えてみましょうね!

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