NO.0792 豆知識 ー免疫力ー

このところ“RSウイルス”が流行とニュースで流れています。“RSウイル
ス”とは聞き覚えのない名前でなんだろうと調べてみますと、2歳までの赤ち
ゃんは100%の確率で感染すると言われているウイルス性の病気のようです。
風邪に似た症状を起こすそうで、潜伏期は4~6日で発熱と鼻汁と、まるで風
邪のようですが、呼吸器感染症といわれ生後1ヶ月くらいでも感染するそうで、
小さい赤ちゃんは重症になりやすいようです。10分ほどで終わる簡易検査に
よってわかるようですが、知らずに風邪と思ってしまう事も多いでしょう。し
かもワクチン予防接種はないそうで、過去10年で同時期最多の感染率だとい
うことです。

それと平行してのOー157の食中毒ニュースも毎日というほどニュースで流
れており、小さなお子さんがOー157の食中毒で亡くなられたということで、
なんともつらいニュースです。ここでも食中毒についての勉強は何度かしてお
りますから、やはり予防努力しかないようです。ニュースの中でトイレでスマ
ホで細菌感染というのがありましたから、これもひとつ注意ですね!

そして今年は油断出来ない天候ですので、カビの繁殖も見逃せないものがあり
ます。私もカビのアレルギーがあるもので、名古屋の出張中急にセキが出たり
夜中に喘息の状態になったりしました。幸い体力?があるせいかすぐに治まり
ましたが、この時期ホテル内も含めてかなり注意が必要かと思います。そんな
中、特に何が流行しても大丈夫な方や、すぐ回復する方とすぐに発病してしま
ったり悪化してしまう方の違いとは何でしょうか?

そこで今回は季節や病気に負けない体質づくり、身体の養生について勉強して
みたいと思います。色々考えていくとやはり“免疫力”ということになると思
います。デジタル大辞泉の解説に、免疫力とは“体内に入ったウイルスや細菌、
異物などから自分自身の体を守る力”とあります。そこでこの“力”とは何か
と調べてみるとちゃんと免疫細胞というものがいるのです。その免疫細胞は血
液中の白血球がその役割をしてくれているのです。血液の成分には、たんぱく
質と血球が含まれているのですが、3種類ある血球、赤血球・白血球・血小板
のひとつが白血球です。ちなみにほとんどが赤血球で体に“酵素”を運んでく
れています。血小板はご存知のように怪我をしたときのカサブタを作って傷を
治してくれるものです。ここで白血球の勉強をしてしまうととんでもなく複雑
になりますので、白血球も種類が3つに分かれることだけ確認しておきましょ
う。
・顆粒球─細菌など病気のもとになる病原菌を見つけると直接攻撃して消化し
 てくれます。
・単球─マクロファージ(大食細胞)こちらは直接食べてしまう形で異物を攻
 撃します。
・リンパ球─免疫機能を司る中心的なもので、有害物質の排除をします。
ここまでが簡単に理解して頂くための免疫のシステムですが、一応補足すると
リンパ球も3つの種類に分かれ身体の中を正常に保つために働いてくれていま
す。

そこで次の疑問ですが、この免疫細胞はどこで作られているのかということで
す!もともとは骨髄で作られたり細胞で作られるものが一般的ですが、学説と
しては腸で作られているという説もあります。実際結論は出ていないという事
で人の身体の神秘性を感じる訳ですが、調べてみると腸を支える腸骨で50%
の白血球が作られているということで腸骨の栄養吸収は腸であるということな
んだそうです。ということは、腸内免疫説とても重要ということです。つまり
腸内環境の大切さを見直すことが元気の源に近づくということになります。

そのために大切なチェックポイント!
排便は毎日!これで身体内の健康状態と身体を守る免疫力が活性しているか把
握出来ることになります。つまり排便は身体の目で見えるまたは感じられる免
疫力のひとつだということです。排便の重要性は何度もお話ししていますが、
免疫力との関係となると見過ごせません。
排便=うんちは食べかすという認識がありますがちょっと違います。健康な人
のうんちを調べると80%くらいが水分で、その他が食べかす、腸内細菌、腸
粘膜の剥がれたものがほとんど同量程度排泄されます。腸内細菌の排泄は、乾
燥ベースで1gのうんちに約1兆個の活きた腸内細菌が含まれていますので、
良いうんちは身体のバロメーター!免疫力を確認出来る唯一のものではないで
しょうか?(血液検査を除く)ちなみに良いうんちはバナナ中くらいの大きさ
の“キレ”の良いもの一本から一本半が理想で、“キレ”が良いということは
うんちの内部バランス、そして腸内バランスが良いということになります。
当然ですが逆に便秘は身体にとても悪い!ということは理解して下さい。排泄
出来ないうんちが腸壁からガスを身体に排出すると言われています。もちろん
下痢もいけません。栄養失調状態に身体が陥ります。便秘も下痢も腸内悪玉菌
がかなり優位になっているということです。ということから、うんちの排出が
良いか悪いかが、長い目でみると病気との関連に繋がってくるということは、
お分かりいただけると思います。

まずは免疫力アップのために、わかりやすい腸内環境を整える努力をしてみま
しょう。確か海外ではサーズや鳥インフルエンザなどが流行したときに日本の
ヤクルトがすごい効果があると言われて飛ぶように売れていると聞きます。ヤ
クルトに頼まれている訳ではありませんが、確かに乳酸菌飲料の先駆者だけあ
り、一般の乳酸菌飲料の1mL中100万個の乳酸菌数と比べても1mL中の
乳酸菌1000万個以上というデータがあります。腸内善玉菌はその他にも色
々ありますが、増やす食べ物が必要です。善玉菌は野菜、果物、豆類に多く含
まれるオリゴ糖や食物繊維が大好きです。特にバナナや大豆、タマネギがとて
も大切です。その他には、やはり発酵食品が大切です。これらを心がけ、甘い
ジュースやコーラなど避け、ミネラルウォーターを1日1Lほど飲んでほしい
ですね!今日は簡単に病気にならない身体作り、免疫力アップの身近な勉強を
してみましたので参考にして下さいね!

  • メルマガ登録・サンプル申し込みよくある質問
  • @cosme シェルクルール化粧品紹介ページverger 株式会社ヴェルジェ ホームページ
  • “シェルクルール”採用ページ"verger 株式会社ヴェルジェ ホームページ
  • twitterinstagram