NO.0806 豆知識 ーインフルエンザー

新年になりました。今年は例年よりも寒さが厳しいようです。そしてそろそ
ろインフルエンザに感染したという話しも身近で聞こえてきます。私の周り
で発症した二人は共にB型という事で今年はB型のインフルが流行するので
しょうか?2年前に私も初めてB型インフルエンザに感染しましたが、すぐ
に病院へ行って薬を貰うと大変高熱でつらいですが4日くらいで回復してい
きます。普通の風邪は1~2週間くらい回復するのに時間がかかる訳ですか
ら対処が早ければインフルエンザはかなり上手に改善出来る事は出来るよう
です。時季でもありますので、今回はインフルエンザについて少し勉強して
みましょう。

インフルエンザの流行は例年11~12月頃に始まり、1~3月がピークと
言われています。風邪とインフルエンザの違いって分かりますか?まず風邪
は、一年を通じて発症し症状がゆっくりと悪化していきます。熱も37度~
38度くらいでくしゃみ、鼻水、のどの痛みや鼻づまりなど上気道症状が主
な特徴です。原因はやはりウイルスで代表的な物を調べてみると、ライノウ
イルスやアデノウイルス等です。それに対しインフルエンザはかなり急性の
病気で、冬季(乾燥期)に流行して38度以上の発熱があります。のどの痛
みや咳などもありますが、やはり大きな違いは全身的倦怠感や食欲不振、節
々の痛みや頭痛など、急に体調が変わることです。稀に高熱にならない場合
もありますが、ほとんどがこのような状態になり、原因はインフルエンザウ
イルスです。このインフルエンザウイルスに型があってA型・B型・C型と
分かれます。C型インフルエンザの場合、大人は小さい頃感染している為、
感染しても気付かない程度の事がよくあるそうです。それに比べA型インフ
ルエンザウイルスは感染した者の体内でどんどん進化をして新型が次々と出
てくるそうで、ワクチンが上手く当てはまらないと効果がかなり薄くなるよ
うです。近頃話題になった致死率の高い「鳥インフルエンザ」や「豚インフ
ルエンザ」等もA型インフルエンザです。B型インフルエンザは毎年流行し
ており、A型の様な大きな流行を起こす事はあまりないと言われています。
B型の特徴は風邪の様で下痢や腹痛を伴う事が多く、人と人との間でしか感
染しないということです。インフルエンザウイルスが活動しやすい環境は、
摂氏20度前後、湿度20%以下と言われています。その為日本の冬はイン
フルエンザウイルスの流行しやすい環境という事になります。そしてインフ
ルエンザウイルスにどの様に感染するかという事もポイントですね。調べて
みるとこれは歩いているだけでも感染の危険があるようで、まず飛沫(ひま
つ)感染!インフルエンザに感染している人がくしゃみや咳をするだけで空
気中に飛散したウイルスを、周りの人が吸い込んでしまう事で発症します。
もうひとつは接触性感染で吊り革やスイッチ、ドアノブなどから手に付着し
てそれを吸い込んで発症します。ただしすべての人が感染するのではなく、
やはり体力が落ちていたり睡眠不足だったり、栄養バランスが悪かったりし
て体調・生活管理が出来ていない時にたまたま感染してしまうようです。

感染した1つのインフルエンザウイルスは24時間で100万個に増殖する
そうですから、凄まじいスピード感で発症していきます。インフルエンザの
検査は発症後12時間~48時間で受ける事が望ましいとされています。た
だし潜伏期間2~3日と言われ、その後すぐ症状が出る方が多いのですが、
7~10日くらいで発症する場合もあるので、風邪かなと思っても高熱や胃
腸の調子が悪い時は検査を受けて正しい薬を飲んだ方が、回復のスピードが
抜群に違いますから受診は大切かと思います。それでは何とか防ぐ方法はな
いのかというと、飛沫感染や接触性感染なのでマスクの着用としっかり手洗
い、うがいがやはり一番で、サーズなどの予防で正しい手洗いをマスターし
た方も多いと思いますので冬は意識して繰り返し行って下さい。その後はハ
ンドクリームを忘れずに!お手先の老化の気になる季節ですからね!

やはり勉強していくと感染する人としない人もいるという事、それはどこが
違うのかも大切なチェックポイントですよね!30分でも早く寝る心がけが
一番大切かもしれません。くれぐれも御自愛下さい!
今年もまた、よろしくお願い致します。

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