1983年4月15日、東京ディズニーランドが開園しました。昭和58年
のことです。東京ディズニーランドが開園してから、日本のテーマパークの
クオリティーがとても向上したことを50代~60代以上の方なら肌で感じ
ることが出来ると思います。老若男女どなたでも楽しめるディズニーランド!
しばらく伺っていませんが行ってみたいと思いますもんね!なぜ急にディズ
ニーかというと1957年(昭和32年)に日本橋三越本店の屋上に期間限
定の「楽しいこどもの国ディズニーランド」がオープンしていたことをチラ
ッと聞き、そうなんだ?!と思って調べてみたのです。この「楽しいこども
の国ディズニーランド」はアメリカウォルトディズニー社の認可を得た本物
のディズニーランドだったそうです。そしていよいよの日本のディズニーラ
ンド計画の中には舞浜の他に長野県大鹿村、静岡県清水市、御殿場、横浜市、
川崎市、千葉県我孫子市、茨城県ひたちなか市、岩手県盛岡市など挙げられ
ていたそうです。びっくりですね!地元にディズニーがあったかも知れない
と思うと不思議な感じがします!最終的に舞浜、大鹿村、清水市を候補地に
残し、東京に近い立地と行徳塩田と呼ばれ、少雨・乾燥の気候である舞浜に
決定したのだそうです。そして、この東京ディズニーランドはフランチャイ
ズ方式で運営しているのだそうで、ご存知のオリエンタルランドの経営です。
フランチャイズ方式での経営は世界のディズニーランドの中で日本だけだそ
うです。開園10周年記念式典の際に当時のディズニーCEOが大成功して
いる東京ディズニーランドを直接経営ではなく、フランチャイズ方式にした
ことを「史上最大の失敗」と冗談っぽく云っていたようですが、きっと本気
だったのかもしれませんね!確かにオークランドのディズニーワールドには
行ってみたいと思いますが、アジアのディズニーに行くなら日本のディズニ
ーで十分満足と考えますものね!ちょっとディズニーの雑学を勉強してみま
した。
今回の勉強は、たまたま新聞記事の中で見つけた“一部の薬が認知症に繋が
る”という見出しについてです。えっ!一部の薬が?!となればやはり気に
なる内容ですので少し勉強してみましょう。若い方でも身近に認知症の方が
いらっしゃったり、テレビでの特集を見たりしていますと、御本人も大変で
すが、まわりの方の介護はその認知の表れ方によってはとても深刻な問題に
なってきます。しかも若い人にもリスクがあるということで、私を含め少し
でも本質を掴んでおくことが大切なことと感じます。初心者向けの簡単な復
習ですが、分かっているようで分かってない感じがしますので、まず認知症
とは何かから入ります。
色々な資料から調べてみますと、もの忘れと認知症はまず違うということで
す。年を重ねてくるともの覚えが悪くなったり、人の名前が思い出せなくな
ったりします。顔は浮かんでいるのに名前が…みたいなことは私でも結構あ
り、ある時突然にスラスラと出てきたりします。これは「もの忘れ」といっ
て脳の老化によるものだそうです。それに対し認知症は何かの病気で、脳の
神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいうそうです。例えば、もの忘
れはあまり進行もせず、ヒントがあれば思い出せなかったことも思い出せま
す。そして本人の自覚が“忘れっぽくなっている”と分かっています。判断
能力もしっかりしていますので、日常生活は普通にできる状況であり加齢に
よる脳の生理的な症状といえます。それに対し認知症は体験したことをスッ
ポリと忘れてしまい、ヒントがあっても思い出せません。その症状は進行し
ていき、判断もできなくなります。もちろん“物忘れの自覚がない”ので本
人にとっては何でもないことになり、まわりの方を振り回してしまうことも
しばしば出てきて、日常生活にも支障をきたしてしまうことになります。老
化というよりは脳の神経の細胞の変性や脱落となるそうなのです。よく耳に
するアルツハイマー型認知症は、最初もの忘れから気付くことが多く、周り
の人はアレッ?アレッ?という感じの中で時間や場所が分からなくなってき
たり、新しいことが記憶できなくなります。その為、財布がなくなったとか、
誰かがいるとか、徘徊するなどの状態を作るようになります。アルツハイマ
ー型認知症は、異常たんぱく質が脳にたまることで神経細胞が死んでしまう
のだそうで、記憶を司る脳の海馬という部分が委縮し、だんだん脳全体に広
がってきます。その他にレビー小体型認知症といってレビー小体といわれる
異常たんぱく質が脳神経の中に塊で現れます。この認知は実際に見えないも
のが見える「幻視」や寝ているときに怒鳴ったり奇声をあげたりする異常行
動が目立ち、日によってすっきりした感じになったり、ぼーっとしたりしま
す。パーキンソン症のような手足の震えや小刻みに歩くなども症状のひとつ
のようです。もうひとつは血管性認知症といわれ、脳梗塞や脳出血などによ
って起こる認知症です。人によって症状が異なり、出来ることと出来ないこ
とがはっきりと分かれていることが多く、脳のダメージによって変わってく
るようです。この3つの認知症が三大認知症と呼ばれて全体の50%がアル
ツハイマー型、20%がレビー小体型、15%が血管性、残りの15%は治
るタイプといわれる認知症です。
調べながら大変勉強になります。さて今回の一部の薬からというキーワード
が、英イースト・アングリア大学の研究チームが一部の抗コリン薬を大量に
摂取した患者さんに認知症が多いことを突き止めた!という内容でした。た
だし現在服用している方は医師と相談して勝手に服用を中止しないで下さい
とパニックを心配しています。2006年4月から2015年7月の認知症
と診断された65~95歳の43770人を対象に調査したもので、ブリテ
ィッシュ・メディカルジャーナルに公表されたものです。日本でも「薬剤に
よる認知機能障害」という筑波大学大学院人間総合科学研究科精神病態医学
の水上先生が発表されています(2009年)。その中でも抗コリン剤はす
でに発表されています。英イースト・アングリア大学研究チームのものは、
長期で最大規模の内容ということを理解して下さい。
抗コリン薬とは…副交感神経に信号を送るアセチルコリンを阻害する役割を
持つ薬のことです。その抗コリン薬の一部服用者に認知症が多いことが分か
ってきたようです。うつ病、パーキンソン病、膀胱の病気などに処方される
もので、花粉症や車酔い、腹部痙攣などに処方される一般的な抗コリン剤で
はリスクは見つかっていないということも発表されました。日本の文献の中
にはオピロイドを含む鎮痛剤やホルモン剤、降圧薬、ぜんそく治療薬なども
挙げられていましたので、これも一応知識としては良いと思います。認知症
というキーワードは高齢になると、どなたも気にするキーワード、また年齢
関係なく身近の方にいらっしゃる場合もありますので、今日は新聞記事から
認知症の勉強をしてみました。簡単ではありますがご参考にしてください!